シャクザのアニメ・漫画感想ブログ

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おすすめマイナー漫画①『ヒナのままじゃだめですか?』リアリティのある小学生描写が面白い

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 皆さま、こんにちは。今回は、随分前にやると予告しておきながら一切手を付けていなかった、おすすめマイナー漫画紹介をようやくやろうと思います。

 記念すべき1作品目は『ヒナのままじゃだめですか?』です!

『ヒナのままじゃだめですか?』1巻表紙

 Twitter Xをやっている方はもしかしたらすでにご存知かもしれません。何回かバズったことがあったりなかったりしていたので。

 まあともかく、結構面白かったので、早速紹介していきますよ!

あらすじ

 小学5年生のひなには誰にも言えない秘密があった。それは、3ヵ月前から生理が始まっていること。二人暮らしの父親にも友達にも言えないまま過ごしていたある日の放課後、教室で椅子に血をつけてしまったのを幼馴じみの同級生・大地に見られてしまう。

まだコドモ?もうオトナ?思春期の入口で身体と心の成長に戸惑う女の子の成長物語。本作品のあらすじより抜粋

作品の魅力

①女の子たちが可愛い

 まず外せない要素はやはりこれでしょう。あらすじにもある通り、主人公はひなという小学5年生の女子であり、当然メインで出てくるキャラは同い年の女子が多いです。色々な小学生が出てくるのですが、彼女たちがめちゃくちゃ可愛いんですよ! なんかこう書くと犯罪臭がするかも

 とはいえ、可愛い可愛いと言葉で言っても、伝わりにくいと思います。そこで、参考画像をいくつか用意しましたので、ぜひご覧になってください。

身体の発育で悩み、幼馴染である大地に相談する主人公、ひな

大地と仲の良いひなを目の敵にしている女の子、佐倉りか

 他にも様々な可愛い女の子が登場します。ちょっと胸の大きいツインテールの女の子、色黒でボーイッシュな短髪女子、何も知らないアホの子……。きっと誰かはあなたの心に刺さることでしょう!

②思春期特有の心理描写にリアリティがある

 しかしですね、ただ見た目が可愛いだけではありません。本作品『ヒナのままじゃだめですか?』はキャラの内面もしっかりと可愛いのです。

 例えば、主人公のひな。彼女には幼馴染である男の子大地がいて、小さい頃は二人でよく遊んでいました。

 しかし、成長していくにつれて性差が現れていき、心情にも変化が出てきます。大地は気恥ずかしさからひなを遠ざけるようになり、今まで通り仲良くしたいと考えていたひなは自身が女子であることを恨むようになります。

 皆さまも少なからずこういう経験あるんじゃないでしょうか。昔は性別なんて気にせず遊んでいたのに段々と壁ができ始め、しまいには話さなくなってしまうなんてことが。

 僕にももちろんあります。だからこそ、「あ~勿体ないことしちまったな~」なんて今はちょっとだけ後悔してます。嘘です、めっちゃ後悔してます。

 ひなだけでなく、他のキャラにも思春期特有の悩みがあります。好意を抱いている男子と仲の良い女子につい嫌な態度を取ってしまうだとか、今まで男のような扱いを受けていたせいで普通の女子のように振る舞えなくなる子だとか。

 そんな悩みを抱いているので、本作『ヒナのままじゃだめですか?』は様々なキャラ同士の衝突があります。自分では処理しきれない問題に押しつぶされ、それが溢れ出して他人に当たってしまうのです。

最後に

 ただし、中にはこのように考える人もいるかもしれません。「こいつらは何を小さなことでは悩んでいるんだ」「大人はもっと辛い問題に対処しなきゃならないんだぞ」

 確かにそうかもしれません。大人から見てみれば、彼女たちの悩みなんて馬鹿馬鹿しくて仕方がないと思うのも無理はないでしょう。

 でも、思い出してください。僕たちは最初から大人だったでしょうか。今から考えればくだらないことでも、そういう悩みを抱え、向き合い、自分なりに解決していく。そうして、今の自分ができあがったのではないでしょうか。

 なので、この漫画を読むときにおススメするスタンスは、親目線です。彼女たちが悩み、頑張っていく姿を温かな目で見届けてあげましょう。

px.a8.net

 今回は以上です! こんな調子でどんどん紹介していくつもりなので、どうかよろしくお願いします!