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おすすめマイナー漫画②『頂のリヴィーツァ』『リヴィーツァ家の家庭教師』イカれた少女たちのイカした物語

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 皆さま、こんにちは。今回はおすすめマイナー漫画シリーズ第2弾、『リヴィーツァ家の家庭教師』『頂のリヴィーツァ』を紹介していきたいと思います!

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 ⇧前回の記事になります。

 

 なぜ一気に2つも紹介するのかというと、『リヴィーツァ家の家庭教師』の方は作者である山座一心先生が個人で描かれた漫画であり、それを商業版として再構築して『コミックDAYS』にて連載したバージョンが『頂のリヴィーツァ』になるからです。

 登場人物たちは一緒ですが、設定やあらすじが違うため、別物と言えば別物です。しかし、根本的な部分――作品の魅力は同じなので、その辺りを紹介していきます。

あらすじ

 身寄りのない少女が共同生活を営む更生施設「無垢の園」。その実態は罪を犯した娘たちの吹きだまりであった。一国の王が残した「秘宝」を求め、このディストピアに潜入したシキブ。待ち受けるのは、ひとクセもふたクセもある前科者たち。なかでも最もヤバい元貴族令嬢、シャルロータ・リヴィーツァとの出会いが、施設どころか世界を揺るがす惨劇の出発点となる――!

頂のリヴィーツァ公式より抜粋

作品の魅力

①主人公たちのイカれ具合が面白い

 まず言及しておく必要があるのが、やはり主人公たちの狂気でしょうか。

シキブ・・・本作の主人公。興味関心が薄く、必要なら躊躇なく普通の人間でも平気で殺す。

シャルロータ・・・自分の思い通りに事が進まなければ気が済まない自己中心的な性格。邪魔する者には全く容赦せず暴力を振るう。

セフィロ・・・魔術の天才。だが、人のトイレを覗き見したり、食べ物に放尿したりする生粋の変態。

アリス・・・いつも芝居がかった言動を取る。ややウザいが、この中では一番マシ。

 

 このように、ちょっと主要キャラっぽくない変な人たちがメインを張っているのです。そして、彼女たちは正義の味方でもなんでもありません。自分の欲望にとことん忠実で、倫理観の外れた者たちばかり。正直、本作が好きな僕ですらドン引きの行動を取り続けます。

 でも、そこが『頂のリヴィーツァ』や『リヴィーツァ家の家庭教師』の魅力だと思っています。メインキャラたちが異常な行動を取り続けるからこそ、どんな結末を迎えるのか全く予想できない物語が生まれるのです。 

鬼滅の刃』や『呪術廻戦』のように、主人公たちが正義を貫き巨悪を打ち倒す物語も素晴らしいですが、たまには変な味を食べてみたい――そういった方には自信をもってオススメできる作品です。

②気の抜けたギャグが面白い

 キャラ紹介で察した方もいるかと思いますが、この作品は人がバンバン死にます。大人も子どもも、年端もいかない少女だろうと容赦なくです。だから、シリアスでダークな物語のようで、とっつきにくいイメージがあるかもしれません。

 ですが、『頂のリヴィーツァ』は陰鬱な雰囲気になり過ぎないよう、ところどころにとてもくだらないギャグを仕込んでいて、それが見事に機能しています。

 とはいえ、ギャグを説明するのは至難の業なので、一部を引用して紹介したいと思います。

以前流行ったハートマーク失敗ポーズをしているシキブとシャルロータ。なお、物語の舞台は現代でも日本でもない。

 まあ、これだけ見せられても面白さは分からないと思いますが、作品の雰囲気が決して重々しいものではないということは伝わったはずです。

最後に

 さて、『頂のリヴィーツァ』、『リヴィーツァ家の家庭教師』を今回は紹介しましたが、説明だけではやはり伝わらない部分もあるかと思います。そんな方にはニコニコ漫画やpixivで公開されている『リヴィーツァ家の家庭教師』をまずは読んでみることをオススメします。⇩にリンクを張っておきます。

www.pixiv.net

 無料で読むことができるので、本作に興味を持った方は是非読んでみてください。前述したように『頂のリヴィーツァ』とは設定やストーリーが違いますが雰囲気は同じなので、『リヴィーツァ家の家庭教師』を面白いと感じたなら『頂のリヴィーツァ』も楽しめるはずです。

 

 今回は以上となります!

comic-days.com