シャクザのアニメ・漫画・ゲーム感想ブログ

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水星の魔女、リコリス・リコイルは勢いを重視する昔のジャンプ作品に似て非なるものなのかもしれない

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 皆さま、こんにちは。今回は、2022年秋クールと2023年春クールに放送された『水星の魔女』、2022年夏クールに放送された『リコリス・リコイル』について語っていこうと思います。2つとも、そのクールではかなり話題になったアニメです。

 僕はこの2つをかなり楽しんで見ていました。世間的な盛り上がりもあり、誰かと一緒に楽しむという点においては最高と言ってもいいでしょう。

 しかし、有名作品の常として、批判意見もそこそこありました。色々な批判がありましたが、実は2つの作品には共通する批判が見受けられました。それが、ストーリー展開が荒くてガバガバ、というものでした。

 もちろん感じ方は人それぞれなので、そうは思わない人もいるでしょう。でも、少なくとも僕は確かにそうかもしれないと思いました。

 ただ、ストーリーが荒いというのは、何もこの2作品に限った話ではありません。かの有名な、週刊少年ジャンプ発の人気作品でもそういった評価を受けつつ、今もなお名作として語り継がれているものもあります。下手をすれば水星の魔女やリコリス・リコイルよりもガバガバにも関わらず。

 では、なぜここまで扱われ方に差があるのでしょうか。今回は、僕の見解を述べていこうと思います。

 ちなみに、ネットが発達したから批判意見が増えたように見えるだけ、というのは散々言われていることなのでここでは言及しません。

性別の違い

 僕は先ほど、ジャンプにはガバガバなストーリー展開をしている漫画があり、その点は水星の魔女、リコリス・リコイルと同じであると言いました。しかし、実は明確な相違点が存在したのです。それは、主人公の性別です。

 試しに、ジャンプで有名、かつストーリーが荒いと言われている作品を思い浮かべてみてください。どうでしょう、みんな主人公は男じゃありませんか?

 おっと、もちろん反論があるのは分かっていますよ。ジャンプは8割以上男主人公なんだから、思い浮かべるのは男ばかりになるのは当たり前だろって言いたいんですよね?…………まあそうかもしれないけどとりあえず一回そこは置いてください

 さて、置いてくれたところで続きを話していきます。なぜこの主人公の性別の違いこそが作品の受け止められ方に差が出る要因なのか、これが気になるところですよね。はっきり言ってしまうと、これは男の方が女よりもパワーがあるからです。

 あ、もちろん肉体的な意味という話で、生物として劣っているだとか女性差別的な発言を言いたいわけではありませんよ。男が女よりも肉体的に優れていることは、言うまでもなく当然のことで、そこに深い意味はありません。

 話が逸れましたが、ここで分かりやすいようにジャンプ作品でガバガバかつ有名な作品の主人公例を挙げてみましょう。『キン肉マン』のキン肉スグル

キン肉マン』フィギュアメーカースパイスシードより抜粋

 『北斗の拳』より、ケンシロウ

【予約フィギュア】超像可動『北斗の拳』「ケンシロウ 無想転生Ver.」より抜粋

 ううん、どちらもムキムキですねー。じゃあ次は『水星の魔女』と『リコリス・リコイル』の主人公の方も見てみましょう。『水星の魔女』よりスレッタ・マーキュリー

機動戦士ガンダム 水星の魔女 公式サイトより抜粋

 『リコリス・リコイル』より錦木

リコリス・リコイル 公式サイトより抜粋

 どうでしょうか。実際の設定は忘れて、上2つと下2つの主人公を見比べてみてください。どちらの方が強そうでしょうか? 言うまでもなく、上2つだと思います。

 しかし、疑問はあるでしょう。男の方がパワーがあるからといって、それがなぜ荒いストーリーでも許されるのかと。

 荒いストーリーとは、すなわち整合性が取れていなくて勢い任せであるということ。前言っていたことと矛盾していたり、強い引きで終わったわりに拍子抜けするような肩透かしの展開だったりなど、どこか刹那的である感じですね。その場が盛り上がればなんでもいいというような。

 要するに、荒いストーリーでも支持されるためには勢いが重要ということです。勢いはパワーとも言い換えられます。圧倒的なパワーによってごり押しすることで、疑問を挟む時間を与えずに無理やり納得させる。ここが最も重要な部分なのです。

 それを踏まえた上で、もう一度上2つを見てください。主人公は筋肉ムキムキのマッチョマンであり、暑苦しさすら感じるほど男臭いです。しかし、だからこそ説得力があります

 彼らがどれだけ荒唐無稽でムチャクチャな行動を取っても、そこには筋肉という名の熱がある。これだけのパワーがあるのだから、多少の無理は通るのではないかと考えてしまうのです。

 一方、下2つは綺麗です。端正な顔立ちに、バランスの取れた体型を持つ少女。そこには熱さが微塵も感じられません。触れれば全て崩れてしまう、トランプタワーのような繊細さを持っているのです。これでは、彼女たちが荒唐無稽な行動を取ってもイマイチ誤魔化されにくい。

 綺麗なものには、やはり綺麗さが求められるもの。整合性が取れていないと、違和感ばかりが大きくなってしまうのです。

 

 では、どうすればよかったのか。僕個人の意見としては、もっと歳を取らせて大人っぽいキャラデザにすれば解決するのではないでしょうか。筋肉こそ足りませんが、経験豊富な雰囲気を漂わせていれば納得はしやすいと思います。

 まあ、でもそうしたらここまで売れなかったでしょうね。この2作品が評価されている、というかここまで多くの人に見られた理由の一つはキャラデザの良さです。やはり可愛い少女でなければ、視聴しないという人は多いのです僕も含めて

 なので、戦略という面で見れば主人公を美少女にしたのは大正解だったと思います。ただ、そうするならもう少し整合性にもこだわってほしかったなぁというのが僕の本音ですかね。

 実際、⇩にあるたきなのフィギュアを見ても、やっぱり可愛いしね。

 リコリス・リコイル 井上たきな1/7スケール プラスチック製塗装済完成品

 今回は以上です。皆さまはどう思いますか? 何か意見があれば、ぜひコメントしてみてくださいね。