シャクザのアニメ・漫画・ゲーム感想ブログ

アニメや漫画の感想を正直に書きます

『ぼっち・ざ・ろっく!』のスピンオフ!『廣井きくりの深酒日記』を読め!!

広告

 皆さま、こんにちは。早速ですが、皆さまは『ぼっち・ざ・ろっく!』という作品をご存じでしょうか。

 2022年秋クールにアニメが放送され、かなりの人気を誇ったきらら作品です。バンドを題材としていて、劇中でも最高にカッコいい曲を披露してくれました。

 さて、そんなアニメですが、主人公『ぼっち』には師匠ともいえる存在がいます。それが『廣井きくり』です。

 彼女は卓越した音楽センスを持った天才ベーシストですが、一方で致命的なまでにアル中であり、作中でも素面の姿が全く映し出されないほど常に酒を飲んでいます。

 登場人物からもよく「クズ」呼ばわりされ、かなり雑な扱いを受けつつも読者からはなんだかんだ好かれている廣井きくり

 そんな彼女が主役を務める『ぼっち・ざ・ろっく!』スピンオフ、『廣井きくりの深酒日記』の連載が2023年7月9日からついに始まりました。

      COMIC FUZ 廣井きくりの深酒日記より抜粋

 いや~非常にめでたいことですよね。僕も廣井きくりのクズクズしいキャラがリアルでは関わりたくないけど面白くて大好きなので、彼女の単独主役作品が始まるのは大歓迎です。

 さらに言えば、廣井きくりが所属しているロックバンド、SICK HACKの掘り下げにも期待していました。ドラマーの岩下志麻とギタリストの清水イライザ。彼女たちのファンには申し訳ないのですが、実を言うと彼女たちはほとんど出番がありません。冗談抜きで、アニメで出た部分で9割9分出番を終えてしまっているのです。

 別に僕は彼女たちの熱烈なファンではありませんが、そうは言ってもこの扱いは悲しすぎます。彼女たちの掘り下げやバンドを組んだ理由など気になることも多いので、その辺りが明らかになることを廣井きくりの深酒日記』に期待していたのです。

 

 ただ……僕は期待していた一方で一抹の不安もありました。なぜ不安に思ったのかというと、それは単なる日常系の作品になってしまうのではないかと考えていたからです。

 だって、考えてもみてください。廣井きくりの深酒日記』ってタイトルからして、そんな雰囲気が漂ってるじゃないですか。もしかしたらクレヨンしんちゃんのスピンオフである『野原ひろし 昼メシの流儀』と同じような形式で、酒やツマミを紹介していく漫画になるかもしれない。それは正直嫌でした。

 まあ別にそういうのが丸っきり駄目というわけではありません。中には面白いものもあると思います。しかし、僕個人としてはこのスピンオフを通じて、廣井きくりというキャラを徹底的に掘り下げ、さらなる魅力を引き出してほしいという願望があったのです。

 そういった願いを込めつつ、2023年7月9日、僕はコミックファズで廣井きくりの深酒日記』を読んだのです。それで、結果はどうだったかというと……。

 

 もう……最高。 まさに百点満点中百点満点のスピンオフであり、僕が見たかったものをそのまま出してくれたといっても過言ではない1話でした。まだ読んでいないという方はここにリンクを張っておきますので、今すぐ読んでくださいというか読め廣井きくりの深酒日記 ぼっち・ざ・ろっく!外伝 (comic-fuz.com)

 読みましたか? 読んだなら遠慮なくネタバレしますよ? 大した事書くつもりはないですけど、何も知らない方が楽しめると思うのでまず読んでから僕の感想を聞いてください。

 まず良かったのは、なんといっても本編では全く無かった廣井きくりの素面の姿を見られたことでした。お酒が入っていないときに彼女が一体何を考えているのか? 今までは想像するしかなかった彼女の内面を知ることができたのです。

 さらに、この1話は実はアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の第6話の前日談となっています。第6話はぼっちがチケットノルマ達成に困り果てていたところ、酔いつぶれた廣井きくりと出会うという話です。

 どういうふうに酔いつぶれたのか? そしてなぜ廣井きくり金沢八景にいたのか? 本編では明かされなかった出来事が補完され、非常に面白い内容に仕上がっていました(特に後者の金沢八景に居た理由には意外なキャラが関わっています)。

 漫画とかアニメって、やっぱり1話が重要だと思うんですよね。その作品がどういうジャンルで、どういう方向性なのか、どういう雰囲気を持っているのかを紹介する役割を持っています。

 だから、廣井きくりの深酒日記』の1話を読んで僕は確信しました。この作品は決してキャラの名前を借りただけの日常系漫画ではありません。『ぼっち・ざ・ろっく!』という作品をもっともっと楽しめるように本編ではできない深堀りをしてくれる神スピンオフです。

 実際、第2話では岩下志麻清水イライザが登場し、なぜ彼女たちがバンドを組んだのかが少しだけ明かされますからね。本当に待ち望んでいたものを読むことができて、作者さんには感謝の言葉しかありません!

 

 さて、以上で廣井きくりの深酒日記』の紹介を終えます。『ぼっち・ざ・ろっく!』ファンにとっては欠かせないスピンオフなので、まだ読んでいないという方、特に廣井きくりが好きだという方は絶対に読むべきです。

 そして、単行本を買うのだ!!